日常生活におけるフォントスタイルの例

4月 28th, 2006 No comments

最近機会が多いのですが・・・初心者にワープロソフトの説明をするときに、必ず申し上げるのは「スペースキーを2回以上押したら、おかしいと思 え!」といった標語(!)です。特にイマドキは携帯電話やメールの普及で「文字打ち」は昔に比べて操作の障害にはなりませんが、あれはあくまで「テキスト エディタ」のレベルであり、白い画面に文字を並べただけではワープロ操作とは言えません。文字の配置調整で空白(スペース)を使いたくなるのは人情かも知 れませんが、最初に空白を打つと「左のインデント」が自動的に設定されてしまうなど・・・「簡単さ」を売り物にするが故に、機能の概念や操作テクニックを 隠蔽してしまうメーカーの戦略には腹立たしささえ覚えます。便利なショートカットや支援機能は、「何を省略しているのか?」が理解されたうえで有効に作用 するのであって、せめて「文章の先頭で空白を入力しましたが、これは字下げの目的と見受けられるので、左のインデントを設定しました」・・・とか、1度で も表示して頂ければ「インデントって何だ?」と、学習への誘導が出来るんですけどね。

ワープロのフォントの規定値が「等幅(ピッチ)フォント」だったりすると、文面の中間の位置揃えなどで、恥ずかしげもなく連続空白(連シロ≒連ドラ [連続どらえもん])のオンパレードでなんとか帳尻を合わせることが出来ます。しかし、カッコ良い「プロポーショナル・フォント」を選ぶと、特に欧文はゴ マカシが効かなくなります。もちろんこのような場面では、任意の場所にインデントポイントを設定して「TAB」で飛ばしてやれば、文字の増減やフォントス タイルやサイズに関係なく、いつもピッタリ気持ちよく収まってくれます。これぞワープロ操作ですよね。

そんなコトを考えていた新学期準備の春の頃、R&Dへの行き帰りでこの看板を発見しました。まさにこの説明には「もってコイ」で、プロポーション と等幅の実体験と言えます。同じ漁協の看板のようですが、作成したヒトの「律儀さ」やら、書道の心得度みたいな生活感が伝わってくる、アナログならではの 「いい味」が出ていますよね。

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春ですね

3月 16th, 2006 No comments

すっかり暖かな日が続いています。つい半月前には来客をお見送りしようと表に出たところ、そこで庭木が芽吹いているのを発見し、またしばらく話し込んでし まったことがありました。お山の上のR&Dセンターへの道中ですが、最近はどんどん山奥へのルートをタドルようになってしまいました。この梅もつい今朝ほ ど、のどかな山里を走っていて、「あ、梅が咲いた!」と思わずクルマを止めて収めた写真です。「信号待ち」をするような道路ではおおよそ出来ない芸当と言 えますね。気持ちの良い朝でした。

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「秋」を感じる

12月 26th, 2005 No comments
やっと上武国道を降りて、裏道に入ったところです。大きな道は便利なんですが、セワシなくていけませんね。写真には写っていませんが、この裏道には一面に イチョウの葉がワサワサと積もっているのです。その美しさに思わずクルマを止めて、ちょいと散策すると、奥には「祠(ホコラ)」があり、子供らが遊ぶには ぴったりの広場には、錆付いた軽トラックの残骸・・・。すばらしい!!?ふと見上げるとこの風景でした。あまりに秋の空がきれいで、しばらくウロウロして ましたが、結構な寒さで退散となりました。

この季節に榛名山を走っていると、柿の木の鮮明なオレンジ色が飛び込んできて、何とも言えない「家の落ち着き」を感じてしまいます。とても長い家の 歴史とか、何代にも渡り受け継がれた年寄りのやさしさとか、そんなイメージです。後日談になりますが、知り合いが美味しい柿を持ってきてくれました。聞け ば、家を新築した5年ほど前に食べた柿の種を庭に埋めてみたところ、最近は立派な実をつけるようになったそうです。現実問題としては、結構お手軽な感じで すね。

で、2階の突き当たりから目を外に向ければ、オレンジ色の「柿」がウジャウジャなっていました。早速、近くに寄ってみるとスゴイ勢いの 数です。何やら山村の軒にある「あの柿」との違和感を感じ、よく検討してみると・・・この柿の木には「葉っぱ」がホボなく、ただただ多量の「実」が「これ でもか!」というほど付いている・・・といったことに考えが行き着きました。やはり世の中フゼイといった領域においては、「歩留まり」やら「効率」では説 明できない「間」や「添え物」といった、つまり主副でいうところの「副」、ともすれば見過ごしがちな脇役の存在が欠かせないようです。トカク合理化・能力 本位といった観点での「ものさし」で物事を計りがちですが、生活の中においては「意味のある無駄」って大切ですよね。ちなみにこのウジャウジャ柿は「シブ 柿」とのことです。ってことはこの集団は「シブ柿隊」ですね。「ヤッくん」はどれだ?・・・このあたりは「意味のない無駄」の領域ですね。

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